お見舞い申し上げます

yamato12272011-03-28








東北関東大震災から2週間が過ぎ
その間
被災地ではない名古屋にいる私もいろいろなことを考えました。



震災時は、ここ名古屋も震度4ほど揺れましたが
その後は少しの余震が来た以外
それまでと何ら変わらない平穏な毎日です。


町は明かるく、物は豊富で
人々はオシャレして高いヒールの靴で歩き
普通にレストランへ行き
普通にショッピングして
普通に笑って


テレビから流れてくる被災地の映像とのギャップに
説明できない気持ちをかかえながら
私もそんな町の中を歩き



でも今までと違うのは、なんとなくふっと辺りを見渡し
「ここは以前と何にも変わらないんだな」と思うこと。



そして家では
毎日あたたかいご飯を食べて、お風呂に入って
ふかふかのお布団にもぐりこむ


「この当たり前の生活が、どんなに有りがたいことなんだろう」
と思うこと。



たぶん被災地ではない場所で暮らしている
町を笑って歩いてる人たちも
美味しいもの食べにいってる人たちも

日々ふと、そんなことを思いながら生活しているのでしょう。




時間が経つにつれ原発の心配も膨らんできて
栃木県の那須に家を持つ友人が実家のある名古屋へ帰ってきました。



昨日その友人を含めてランチに行き
話題は震災・原発のことが中心になって
「名古屋に帰って来たら近所のおばさんたち普通に旅行に出かけるんだもん」
と、その友人は笑っていました。
能天気な人たちを見て、実は少しホッとしているのかもしれません。




その原発については
食品などを購入する、東京にある自然食品のお店から
「電気に依存する生活はやめよう。原発廃炉を訴えよう」
というメールが届きます。



そうできればそれが一番いいと思いながらも


一方
この震災から立ち直るためにも、経済を停滞させてはいけないと叫ばれ


日本が経済を支えるためには消費が伴う
消費大国は電気依存大国


結局、電気に依存しなければ日本人は豊かに暮らすことができないのだろうか

人間のわがまま勝手で作り上げてきた社会に自然は怒っているのだろうか

もうそろそろ人間は自然に逆らわない生活を覚悟すべきなのだろうか



いろんな考えが頭をグルグルめぐるけど



結局
依存しない生活を自ら選ぶ覚悟も自信もまだまだない自分が
そこにいるだけです。



原発廃炉の連絡もメールで届いてるんだな〜と
ちょっと皮肉って思ったり。



そんな情けない私に今できることは
義援金を送ることと祈ることだけです。




どうか、亡くなられた皆さんが安らかに



行方不明の皆さんが一分一秒でも早く見つかりますように



そして被災された皆さんに
少しでも早く心穏やかな日々が訪れますように











こんなときもニャンコたちは心を癒してくれます




お二階の大介