てぃーんず①

yamato12272013-07-26






ティーンズ(制服の林檎たち】➀


【てぃーんず】は全2巻ですが
確認できた原稿が多いので3回くらいに分けて紹介しますね。


単行本①の表紙絵と裏表紙です。

この頃カラートーンを多用していました。
上部にそれとわかる印刷がされてます。
切ればいいのにそのまんまにしてあります
裂けやすいから、時間を経てところどころ亀裂が入ってます〜
  



予告です。

 

 
   



予告かと思ってたけど、どうも扉絵のようです。




1話目のP1〜P3までのカラーページです
 
子供ぽいですよね
というのは、じつはこのカラーを描いた時点では中学生のつもりだったんです。
カラー原稿は早めの納入なので、その後ストーリーの変更があった場合
こんなことが起こったりします。



主人公の百代の妹さくらが、百代の同級生男子に登校途中にほれられる
というエピソードが加えられ
百代が中1だった場合、妹が小学生になってしまうので
さすがに登校途中の小学生を好きになる中学生ってのは…
ってことで高校生に変更したんです。






【てぃーんず】は 私の節目の作品でもありました。
デビューしてからそれまで、私はただ浮かんでくる話を作品にしていました。
【硝子白書】を描き終え、さて次の話…と、
何か浮かんでくるのを待っても待っても,何も浮かんでこないんです。
それどころか、魂がフ〜と抜けていくのがわかったんです。
「やばい!何も浮かばない!ダメだ!もう描くことができない!!」
と本当に焦りました。



そんな時、寝る前ふとんの中だったな〜
「だったら原点に返って、甘酸っぱかった自分の青春時代を描こう!!」
と思い、思い出のエピソードを書きだして作ったのがこの作品なんです。




だから実体験のエピソードがいっぱいです。
主人公の百代という名前は、実はカワイイ友だちの名前。
小学生のころから私が「いいな」と思う男の子が
みんなそのカワイイ友だちを好きになるのも
そのカワイイ友だちと同じ男の子を好きになったのも
その男の子はカワイイ友だちより私を好きでいてくれたことも
学校までの道のりを好きな男の子と歩いたのも
会える時間を計算して家を出たのも
後にその男の子も
わたしが通るころを見計らって家を出てたって聞いた、それも
(読んでない人には意味わからなくてスミマセン)
ほんとに自分エピソード満載の作品だったんです


私の青春そのものの作品だったから
気持ちを入れて描くことができました。



そのカワイイ友だちとは今も仲良しです。
今も彼女はキレイです